Mar 31, 2012

ある画家の回顧展


先月の話になりますが
ある画家の遺作展を観て来ました。

彼は、プロ画家の道ではなく
実家の呉服屋の仕事をしながら
地元での作品発表のみに終始した。

彼の母校である高校美術部の後輩たちは不思議がる。

これほどまで画力をお持ちなのに
なぜ中央画壇への進出を考えられなかったのか?と。

しかし、僕にはなんとなく彼の気持ちが
わかるような気がする。

画家の歩み道は、単線レールのように
一本だけとは限るまい。
いろんな道があっていいのではないか。